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2009/11/09  00:56

[11.8 J1第31節 柏 5-0 清水 柏]

 柏レイソルが4月29日以来となるホーム戦勝利を怒涛の5発で飾った。J1第31節、J2降格圏内16位の柏対4位の清水エスハ゜ルス戦はFWフランサの2発などにより5−0で柏が快勝。15位・大宮が広島に0−1で敗れたため、柏と大宮との勝ち点差は6へ縮まった。

 残り4試合、試合開始前の時点で大宮との勝ち点差9で、敗れればJ2降格の決まる可能性もあった柏は、4−4−2システム。前線はFW澤昌克を5月24日以来の先発で起用し、フランサとコンビを組ませた。中盤は栗澤僚一と大谷秀和を中央に右が杉山浩太、左が大津祐樹。4バックは右から小林祐三、近藤直也、パク・ドンヒョク、そしてJ初出場となる橋本和(前・大阪体育大)、GKは菅野孝憲が先発した。

 一方、首位・川崎Fとの勝ち点差は5へと開いてしまったものの、3位・G大阪とは依然勝ち点1差の清水はACL出場権を得るためにも負けられない試合。負傷離脱中の岩下敬輔に代わって平岡康裕がCBに入り、児玉新とコンビを組んだ。 右SBは市川大祐で左SBは太田宏介、GKは山本海人。伊東輝悦と本田拓也が中盤の底の位置に入り、右MFが12試合ぶりの先発となる藤本淳吾、左MFが枝村匠馬、2トップは岡崎慎司とヨンセンが構えた。

 ともに絶対に落とせない一戦は序盤から非常にスピーディーな展開で進んだ。柏は攻撃に時間をかけず、両ボランチとフランサを起点に次々とスペースへのパスを通していき、清水の守備陣に的を絞らせない。一方の清水もスピードのあるカウンターから岡崎や右サイドの藤本らが敵陣深くへと切り込んでいった。
 
 だが、この日の試合の主導権は柏の下にあった。特に前半10分過ぎからはフランサの1タッチパスが何度も清水守備陣を背走させ、柏は決定機を連発。14分にフランサを起点とした攻撃からの左クロスに澤が決定的なヘディングシュートを放てば、19分には左サイドを突破した大津が出したグラウンダーのクロスに澤が飛び込む。そして20分には杉山の右クロスから、再び澤が決定的なヘディングシュートを放った。
 
 優勢に試合を進めながらわずかなタイミングのずれから決定機を生かせなかった柏だが、25分に待望の先制点を奪う。左サイドでボールをキープした大津がDFを十分に引き付けて後方から走りこんだ大谷にパスを送る。スピードに乗ったままPAへ進入した大谷はDFの間を巧みにすり抜けて左足を一閃。強烈なシュートはGKの逆をついてニアサイド、ゴール左隅へと突き刺さった。

 柏はさらに相手の隙を突いて得点を重ねる。前半35分、ゴール正面PAやや外にボールがこぼれると、こぼれ球のすぐ近くにいた清水の2選手が無警戒で柏・大谷に奪われる痛恨のミス。大谷からのパスを受けた大津が体勢を崩しながらも左足を振りぬくと、シュートはゴール右隅のネットを揺らした。

 清水はこの失点の直後にMF山本真希を右MFへ投入し、中盤をダイヤモンド形へ変更。枝村をトップ下へ配置し、攻撃的なシステムへチェンジした。前半終了間際には枝村のラストパスから山本真が強烈な右足シュートを放つなど、流れを取り戻していった。だが清水はミスから勝ち点奪取の可能性を失ってしまう。後半17分、バックパスを受けた清水GK山本海が致命的なパスミス。PA内右サイドでボールを拾った澤が中央へラストパスを送ると、走りこんだフランサが右足ダイレクトでゴールへ流し込み、勝敗の行方を決定的なものとした。
 
 この後、柏は36分に大谷のヘディングシュートのこぼれ球を拾ったフランサがゴール至近距離から豪快な右足シュートを叩き込み4−0。さらに44分には杉山のミドルシュートをGKが弾いたこぼれ球を途中出場のFW北嶋秀朗が右足で押し込み、逆境の中で迎えた一戦を今季最多の5発快勝で終えた。
 
(取材・文 吉田太郎)


投稿者: ゲキサカ

日本初!世界2例目のクラブ、3年目の挑戦!!
2009/11/03  19:02

[11.3 ナヒ゛スコ杯決勝 F東京2-0川崎F 国立]

 ナビスコ杯は3日、東京・国立競技場で決勝を行い、04年大会以来5年ぶり2度目の優勝を狙うFC東京と初優勝を目指す川崎フロンターレが激突した。前半22分、ニューヒーロー賞を獲得したMF米本拓司の強烈ミドルでF東京が先制すると、後半15分にもFW平山相太が追加点を決め、2−0で快勝。満員の国立で5年ぶりの栄冠に輝いた。

 4−4−2のF東京はMF石川直宏が左ひざを痛めて戦線離脱中のうえ、DF長友佑都も右肩痛のためベンチスタート。両翼をもがれた“飛車角落ち”のメンバー構成を強いられた。GKは権田修一で、4バックは右から椋原健太、ブルーノ・クアドロス、今野泰幸、徳永悠平。中盤は梶山陽平と米本拓司のダブルボランチで、右に鈴木達也、左に羽生直剛が入り、赤嶺真吾と平山相太が2トップを組んだ。
 川崎Fも4−4−2のシステムで、こちらはベストメンバーを組んだ。GK川島永嗣、4バックは右から森勇介、菊地光将、伊藤宏樹、村上和弘。谷口博之と横山知伸がダブルボランチを組み、2列目は右の中村憲剛と左のレナチーニョが流動的にポジションを変え、前線に鄭大世とジュニーニョが張った。

 様子見の立ち上がりとなることが多い決勝戦でも、攻撃的なサッカーが持ち味の両チームは試合開始から積極的に攻撃を仕掛け、激しい攻防が展開された。

 前半8分、F東京は米本の右クロスからDFのクリアボールを拾った平山が右足でシュートを狙うも、クロスバーの上へ。川崎Fも同11分、中村の縦パスを受けたレナチーニョが鋭い反転からミドルシュートを放ち、ゴールを襲ったが、ここはGK権田がCKに逃れた。

 両チーム合わせて最初の決定機となったのは前半19分の川崎Fの攻撃。縦パスに抜け出し谷口はいったんはGKとの1対1を防がれたが、こぼれ球を素早く拾ってゴール前に折り返す。ジュニーニョは無人のゴールに蹴り込むだけだったが、シュートは大きくふかしてしまった。

 決めるべきところで決めておかないと、逆にやられる。川崎Fにとっては、その典型的なパターンとなった。F東京は前半22分、米本が平山にくさびのパスを入れると、平山がもう一度米本に落とす。18歳のニューヒーローはマークが甘く、コースが空いているのを見逃さなかった。迷いなく振り切った右足のミドルシュートはぶれながらGKを強襲。川島の手をはじき、ゴールネットに突き刺さった。

 反撃に出たい川崎Fだったが、先制点を取ってしっかり守備組織を整えるF東京を攻めあぐねた。中央からの攻撃が増え、ピッチを広く使ったサイドアタックができなくなった。前半36分にはジュニーニョが中央をこじ開け、強引に右足で狙うも、GKがキャッチ。同45分にもジュニーニョが左足ミドルを放ったが、ゴール左に外れた。

 後半に入っても自分たちのリズムで試合を進めたのはF東京だった。開始1分、左サイドから逆サイドまでボールを展開し、最後は鈴木が右足でシュート。GKがなんとかセーブしたが、F東京の強烈な“先制攻撃”で後半も始まった。

 同点ゴールを目指し、攻撃の圧力を強める川崎Fだが、F東京の守備陣もバランスを崩さない。後半12分、自陣からのロングボール1本で鄭大世が抜け出した場面も、GK権田が体を張って防いだ。

 そして後半15分、前がかりになる川崎Fの裏を突き、F東京が狙い通りの形で追加点を奪った。川崎FのCKをしのぐと、逆にカウンターに持ち込み、羽生が左サイドの鈴木に展開。鈴木はファーサイドまでクロスを送ると、平山が角度のない位置から倒れ込みながら頭で押し込み、2−0とリードを広げた。

 理想的な試合運びを見せるF東京は2点目の直後に赤嶺に代えてDF長友佑都を投入。鈴木をFWに上げ、長友が中盤左サイドに入り、羽生が右サイドに回った。

 2点ビハインドとなり、もう攻めるしかない川崎Fは後半25分、村上に代えてMF田坂祐介を投入。森を左サイドバックに回し、田坂が右サイドバックに入った。

 直後の後半26分にはレナチーニョの横パスを受けた中村が右足で強烈なミドルシュートを放ったが、GK権田がセーブ。逆に同29分、バランスの崩れたDFラインのギャップを突かれ、決定的なピンチを招いた。

 縦パス1本で長友が最終ラインの背後を突き、PA内に突進。GKをかわし、ゴールに流し込もうとしたが、必死に戻った谷口が体を張って防ぐ。さらにこぼれ球を拾った鈴木の右足シュートは右ポストを直撃。F東京としては優勝を決定付けるチャンスを逃したが、川崎Fも命拾いした。

 F東京は後半29分、羽生に代えてDF平松大志を投入し、平松がそのまま右MFの位置に入る。中盤の両サイドに平松と長友というDFが本職の選手を置く守備的布陣で逃げ切りに入った。

 川崎Fは後半34分、レナチーニョに代えてFW黒津勝をピッチに送り込む。田坂が中盤の右、黒津が左に入り、中村がボランチに下がると、最終ラインは右から森、菊地、横山、伊藤に変化。さらに同39分、横山をFW登里享平に交代。伊藤がセンターバックに戻り、登里が左サイドバックに入った。

 できる限りの手を尽くし、攻撃の枚数を増やして最後の猛攻に出る川崎F。後半41分にはジュニーニョの右クロスを鄭大世が打点の高いヘッドで合わせるが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 F東京は後半42分、鈴木に代えてDF佐原秀樹を投入。徹底的に守りを固め、川崎Fの反撃を迎え撃った。ピッチ上にF東京はDF登録の選手が7人、川崎FはFW登録が4人。終盤は攻守の構図がはっきり分かれたが、タイトルへの執念が実ったのはディフェンスに全精力を傾けたF東京だった。

 川崎Fは後半44分、再びジュニーニョの右クロスに鄭大世が頭で合わせたが、シュートはゴール右へ外れ、万事休す。最後までF東京の分厚い守りをこじ開けることはできなかった。

 2−0で逃げ切ったF東京は5年ぶり2度目となるナビスコ杯のタイトルを獲得。MVPには先制点を決めた米本が選ばれ、ニューヒーロー賞とのダブル受賞となった。

(取材・文 西山紘平)


投稿者: ゲキサカ
2009/11/02  12:48

[11.1 天皇杯3回戦 横浜FM4-1福島ユナイテット゛FC 日産ス]

 第89回天皇杯全日本サッカー選手権は1日、各地で3回戦の2日目が行われ、横浜・日産スタジアムでは横浜F・マリノスと福島ユナイテッドFC(東北社会人1部)が対戦。横浜FMがFW渡邉千真らの得点で4−1と快勝し、J1の意地を見せた。2回戦でC大阪を下した福島ユナイテッドFCには2試合連続のジャイアントキリングが期待されたが、元平塚のDF時崎悠の1点に終わった。

 横浜FMは6試合の出場停止処分を受けていた影響で控えに回っていたGK飯倉大樹が先発復帰。システムは4−4−2でDFラインは右から田中裕介、小椋祥平、中澤佑二、小宮山尊信、ボランチに松田直樹と河合竜二、右MFに長谷川アーリアシ゛ャスール、左MFに狩野健太、2トップは渡邉千真と坂田大輔が組んだ。

 対する福島ユナイテット゛FC(福島U)はシステムは4−1−4−1でGKは内藤友康(前山形)、DFラインは右から小田切啓、時崎悠(前水戸)、青柳雅信、金基洙(前水戸)が入り、 中盤の底に清水純、2列目は右から深澤幸次(前栃木)、間下浩延、片原潤、金功青、1トップはFW村瀬和隆が務めた。

 試合開始すぐに福島Uが猛攻を仕掛けた。前線から激しくプレスをかけてボールを奪いにいく。開始29秒、右サイドからのクロスにMF金功青が頭を合わせたが、ゴール左上に外れた。さらに前半2分にはMF深澤が右サイドをドリブルで持ち込み、シュート。枠を捉えられなかったが、J1相手に押し込んだ。

 相手の“奇襲”に面食らった感のあった横浜FMだが、すぐに試合のリズムを取り戻した。細かくパスをつないで攻め込む。そして前半11分、ワンタッチでパスをつないでゴール前に進入。最後はシュートのこぼれ球からFW渡邉千真が決めて1−0と先制した。

 その後も横浜FMペースで試合が進む。前半17分にはFW坂田大輔が追加点を奪い2−0とした。福島Uもサイドをうまく使って攻めようとするが、なかなかバイタルエリアに侵入できない。途中、MF金功青とFW村瀬のポジションを入れ替えるなどして攻略の糸口を探した。

 横浜FMがボールを支配する中、前半43分には右サイドからDF小宮山がクロスを入れると、左サイドから飛び込んできたDF田中裕介がヘディングシュート。しっかりと枠の中に入れて3−0と突き放した。前半はこのまま3−0で折り返した。

 お互いにメンバー交代はなく後半がスタート。再び地力に勝る横浜FMが主導権を握った。しかし、福島Uが必死に守り、得点は奪えない。後半12分、横浜FMはMF松田に代えてDF金根煥を投入。金をCBに入れ、CBの小椋を本来のボランチに据えた。

 福島Uは後半17分、MF清水に代えてFW山下亮介を投入。攻撃の枚数を増やして、1点を奪いにいった。横浜FMはその1分後、DF田中に代えてDF丁東浩を投入した。

 後半23分、福島Uがあわや追撃弾という好機を作った。FWの位置に入っていたMF深澤がゴール前でシュート。鋭いグラウンダーのボールは左ポストに当たり、ゴールはならなかった。このシュートをきっかけに、福島Uが勢いを取り戻す。

 後半27分、福島Uに待望のゴールが生まれた。CKからDF時崎悠がニアで頭を合わせてゴール。平塚、水戸でプレーした元Jリーガーが意地の一発を決めた。しかし、横浜FMもすぐに反撃。失点から2分後、早い攻撃からMF狩野健太が追加点を決めて4−1とし、再び突き放した。

 後半39分、福島UはMF深澤に代えてMF桑原剛(前草津)を投入。もう1点を狙いにいった。   

 試合はその後も横浜FMが主導権を握り続ける。ロスタイムにはカウンターからFW坂田がゴール前まで突進するなど、手を緩めない。試合は4−1のまま終了。今季は天皇杯しかタイトルの可能性がない横浜FMが、しっかりと4回戦に駒を進めた。

 福島Uは敗れたが、一生懸命さの伝わる試合運びをみせ、試合後は横浜FMサポーターからも暖かい拍手が送られていた。


(取材・文 近藤安弘)


投稿者: ゲキサカ
2009/11/02  12:46

[10.31 天皇杯3回戦 鹿島3-0福岡 カシマ]

 第89回天皇杯全日本サッカー選手権は31日、各地で3回戦が行われ、茨城県立カシマサッカースタジアムではJ1鹿島アントラース゛とJ2アヒ゛スハ゜福岡が対戦。鹿島が前半22分に興梠慎三が公式戦2試合連続ゴールを決めるなどして3−0で勝利した。

 この試合をリーグ戦につなげたい鹿島はほぼベスト布陣を敷いた。システムは変わらず4−4−2でGKは曽ヶ端準、DFラインは右から内田篤人、岩政大樹、伊野波雅彦、ハ゜ク・チュホが入り、ボランチは小笠原満男と中田浩二、右MFに野沢拓也、左MFにタ゛ニーロ、2トップは興梠慎三とマルキーニョスが組んだ。

 対する福岡もベスト布陣。システムは4−5−1でGKは六反勇治、DFラインは右から山形辰徳、丹羽大輝、長野聡、中島崇典が入り、ボランチは阿部嵩と鈴木惇が組んだ。右MFに田中佑昌、左MFに久藤清一が入り、トップ下に大久保哲哉、1トップは元日本代表FW黒部光昭が入った。大久保が再三、FWの位置に入り、2トップ気味になる時間帯もあった。

 試合は大方の予想通り、鹿島が主導権を握った。ゆったりとパスを回し、2トップにボールを入れた。前半22分、右サイドで野沢のマイナスのグラウンダークロスに興梠が走り込んできっちりとゴール。1−0と先制した。

 福岡はサイドを起点にクロスを入れるが、単発になってしまい簡単には崩せない。前半28分、左サイドからのクロスに、FW黒部がDFの上から打点の高いヘディングシュートを放ったが、マークで体制が崩れたうえ、GKの正面を突いたため得点できなかった。

 その後も鹿島が中盤を制してボールを回す展開が続き、前半35分にはペナルティーエリア内左でMF野沢が右足でシュートを決め、2−0と突き放した。さらに同42分にはCKからMFダニーロがヘディングでゴールを奪った。前半は力の差どおり、鹿島が3−0で折り返した。

 後半、福岡は黒部に代えてFW高橋泰を投入。高橋のスピードと、大久保の190cmの高さを利用して1点を奪いにいったが、最後のところでパスやクロスに正確性を欠いた。

 試合は前半と同様、鹿島がボールを回す時間が続いた。後半10分には興梠がクロスボールに頭を合わせるが、これはオフサイドに。さらに同25分には興梠が中央から左に流し、攻撃参加してきたハ゜ク・チュホが左足でミドルシュートを放つが、大きく枠を外れてしまった。同28分にはペナルティエリア左で得たFKを野沢が直接狙うが、間一髪でGKにセーブされ、なかなか追加点が奪えない。

 後半31分、鹿島はマルキーニョスに代えてFW大迫勇也を投入。興梠と2トップを組んだ。福岡が必死に守ったうえ、鹿島が少し“流した”ため、追加点が入らない。同36分にはダニーロに代えてMF増田誓志を入れたが、大きな変化にはならず、決定機は生まれない。

 試合はそのまま3−0で鹿島が勝利した。相手がJ2とはいえ、きっちりと完封で勝利したことは、優勝を目指すリーグ戦に少なからず良い影響を与えそうだ。

(取材・文 近藤安弘)


投稿者: ゲキサカ
2009/10/26  01:36

[10.25 J1第30節 川崎F7-0広島 等々力]

 J1第30節は25日、各地で4試合が行われ、川崎・等々力陸上競技場では川崎フロンターレとサンフレッチェ広島が対戦。川崎FがFWジュニーニョの2得点、FW鄭大世、MF中村憲剛の得点など今季最多7得点を奪って7−0大勝。前節に続き首位をキープした。

 広島は前半25分にDF森脇良太が退場し一人少なくなる苦境で3分け2敗と5戦連続で勝ち点3を奪えなかった。

 前節初めて首位に立った川崎Fは、MF谷口博之が出場停止だった。システムは4−4−2で、GKは川島永嗣、DFラインは右からDF森勇介、DF菊地光将、DF伊藤宏樹、DF村上和弘、ボランチにはMF田坂祐介、MF横山知伸、2列目にはMF中村憲剛、 FWレナチーニョ、2トップはFW鄭大世、FWシ゛ュニーニョが入った。

 対する広島は要のDFストヤノフが5試合連続で欠場。システムは3−6−1で、GKは中林洋次、3バックはDF森脇良太、DF中島浩司、DF槙野智章、ボランチにMF森崎和幸、MF青山敏弘、右WBにMFミキッチ、左WBにMF服部公太、2列目にMF高萩洋次郎、MF柏木陽介、1トップにはFW佐藤寿人が入った。

 序盤、川崎FがMF中村憲剛のミドルパスを起点に攻め込んだ。前半7分、ペナルティーエリア右でDF森が左足でシュート。左ポスト上部に直撃しゴールは割れなかったが、リズムを作った。同15分には左サイドの中村憲剛から逆サイドのレナチーニョへ。ドリブラーは右サイドを突破して中央のFWジュニーニョにグラウンダーのクロスを入れたが、エースは左横に外して決定機を逃してしまった。

 対する広島は細かいパスをつないで攻め手をうかがった。前半14分、DF槙野の攻撃参加からMF高萩につなぎ、そして最後はFW佐藤が左足でシュートを放ったが、GK川島の正面だった。

 川崎Fがやや有利に試合を進める中、前半18分、ペナルティーエリア中央やや右からDF森のスルーパスを受けたFWジュニーニョが右足で丁寧にシュート。貴重な先制点を奪った。

 反撃に転じたい広島だが、前半25分に悪夢が起きた。DF森脇が左サイドを突破してきたMF田坂を倒し、2枚目の警告を受けて退場。一人少ない10人になった。それでも、むやみにロングボールを入れるのではなく、パスワークを活かして攻めた。前半30分には相手のクリアミスからボールをつなぎ、最後はFW佐藤が攻め込みシュートを放つが、これもGK川島にセーブされた。

 川崎Fは数的有利を活かしてしっかりと中盤でボールを奪い、速い攻撃に転じたが、なかなか追加点が奪えない。前半31分には中村憲剛、田坂、森と立て続けに3本連続でシュートを放つが、コースがやや甘く、いずれもGK中林にセーブされた。その後も何度か形を作ったが追加点は奪えず、前半は川崎Fの1−0のまま折り返した。
 
 後半も川崎Fが優位に試合を進めた。中村憲剛のパス、前線のジュニーニョ、レナチーニョら個人技を活かして攻めた。そして後半16分、右からのパスを受けたFW鄭大世が右足で2−0とする追加点を決めた。

 広島も何とか一矢報いようとするが、数的不利のため、うまくいかない。後半25分には川崎Fが3点目を奪う。DF村上が左サイドからマイナスのクロスを入れ、MF田坂祐介が右足でゴールした。その4分後にはFWレナチーニョがチーム4点目をゲットした。

 川崎Fの押せ押せムードはとまらない。後半40分には中村憲剛、同41分には途中出場の登里享平が得点し、さらに後半ロスタイムにはFWジュニーニョが決めて7−0とした。川崎Fが前節に続き首位を守ったうえ、11月3日のナビスコ杯決勝・F東京戦に弾みがつく勝利を挙げた。

(取材・文 近藤安弘)


投稿者: ゲキサカ
2009/10/25  17:48

[10.25 J1第30節 清水1-2F東京 アウスタ]

 J1第30節は25日、各地で4試合を行い、アウトソーシングスタジアム日本平では清水エスハ゜ルスとFC東京が対戦。F東京は前半3分にMF鈴木達也のゴールで先制。清水も同7分にFW岡崎慎司が同点に追いつくヘディングシュートを決めたが、同39分にオウンゴールで失点。このゴールが決勝点となり、清水は痛恨の2連敗で優勝争いから大きく後退した。

 清水はMF本田拓也が累積警告で出場停止のため、MF山本真希がボランチに入った。他は不動のメンバーで、FW岡崎慎司とFWヨンセンが2トップを組んだ。
 F東京はMF石川直宏が左ひざの負傷のため離脱。代わってMF鈴木達也が右サイドに入り、前線はFW平山相太とFW赤嶺真吾の2トップ。DF長友佑都も先発に復帰した。

 立ち上がりは点の取り合いとなった。開始早々の前半3分、F東京はDF徳永悠平が右サイドから左足に持ち返し、ゴール前にクロス。絶妙な動き出しでフリーになった鈴木が頭で合わせ、いきなり先制点を奪った。

 清水もすぐに反撃。前半7分、MF兵藤昭弘の右CKに岡崎が下がりながらヘディングで合わせ、わずか4分で試合を振り出しに戻した。

 同点ゴールで勢い付く清水はその後も右サイドから攻め込み、チャンスを伺うが、F東京も体を張ったディフェンスを見せ、ゴールを許さない。F東京は前半25分、右肩を痛めた長友を早くもベンチに下げ、代わってDF椋原健太を投入。徳永が左に回り、椋原が右サイドバックに入った。

 激しいボディコンタクトが相次ぐ激戦は徐々にF東京が盛り返し、前半36分にはMF羽生直剛のスルーパスから赤嶺がゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定だった。それでも同39分、左にポジションを移していた徳永が今度は左サイドから右足で逆サイドへクロス。CKに逃れようとしたDF太田宏介のヘディングはゴールに入ってしまい、オウンゴールでF東京が2−1と再び勝ち越した。

 優勝のためには何としても勝ち点3の多い清水だが、焦りからかミスも目立ち、なかなかゴールを奪えない。逆にF東京は後半8分、MF米本拓司のスルーパスから平山がチャンスを迎えるが、左足のシュートはゴール上へ外れた。

 清水は後半11分、兵働が遠めの位置から思い切りよくミドルシュート。これはGKの正面だったが、このシュートから徐々に勢いに乗った。同20分には兵働のスルーパスからフリーの岡崎にボールが渡る。岡崎は素早く反転し、右足で狙ったが、枠を捉え切れなかった。

 清水は後半23分、一気に2人を代えた。兵働に代えてMF藤本淳吾、山本真に代えてFW原一樹を投入。枝村がボランチに下がり、中盤の右に藤本、左に原が入り、反撃を狙った。

 F東京は後半31分、鈴木に代えてDF平松大志を投入。平松がそのまま中盤の右サイドに入り、逃げ切りに入った。なかなか同点ゴールを奪えない清水にアクシンデントも襲う。DF児玉新が平山と競った際に鼻を負傷。そのままDF高木純平との交代を余儀なくされた。

 F東京は後半40分にも羽生に代えてDF藤山竜仁をピッチに送り込み、徹底した逃げ切り策に入った。清水はこの固い守りを崩し切れない。後半44分、DF岩下敬輔のフィードをヨンセンが落とし、MF枝村匠馬がダイレクトボレーで狙ったが、これもゴール左に外れた。結局、F東京がそのまま2−1で逃げ切り、4連勝を飾った。

(取材・文 西山紘平)

投稿者: ゲキサカ
2009/10/24  18:57

[10.24 J1第30節 鹿島3-0千葉 カシマ]

 J1第30節は24日、各地で5試合を行い、カシマスタジアムでは鹿島アントラース゛とシ゛ェフユナイテット゛千葉が対戦。鹿島は前半8分にFW興梠慎三、同18分にFWマルキーニョスがゴールを決めると、後半32分にも途中出場のFW田代有三が追加点を決め、3−0で快勝した。7試合ぶりの勝利となった鹿島はこれで暫定ながら首位に返り咲き。一方の千葉は14試合白星なし(6分8敗)となった。

 鹿島はDF内田篤人が出場停止で、DF新井場徹が右サイドバックに回り、DFパク・チュホが左サイドバックに入った。中盤ではMF青木剛が先発を外れ、MF小笠原満男とMF中田浩二がダブルボランチ。前線はFWマルキーニョスと出場停止明けのFW興梠慎三が2トップを組んだ。
 千葉はDFアレックスが左サイドバックに入り、中盤は右にMF工藤浩平、左にFW深井正樹。2トップはFW巻誠一郎とFW新居辰基だった。
[スタメン&布陣はコチラ!!]

 最初のチャンスをつかんだのは千葉だった。開始50秒、ゴール前の混戦からこぼれ球を深井が折り返し、最後は新居がシュートを打つも、クロスバーを直撃。立ち上がりの絶好機を逃し、流れは鹿島に移った。

 前半8分、DFボスナーからMF下村東美へのパスが弱くなり、小笠原がインターセプト。素早い反応でゴール前に走り込んだ興梠に小笠原から絶妙なスルーパスが通ると、興梠は右足ワンタッチでゴールに流し込み、鹿島が先制に成功した。

 前半18分にも千葉はミスから失点する。今度はMF中後雅喜の横パスをアレックスがスルーしたところでカット。鹿島はカウンターで一気に持ち上がり、MF本山雅志のスルーパスを受けた興梠が鋭いドリブルで切れ込み、最後は興梠の横パスを受けたマルキーニョスが左足で押し込んだ。

 自分たちのミスで自滅した千葉はその後も単純なミスを連発し、リズムをつかめない。パスの出し手と受け手の呼吸が合わないという絶望的な状況で、攻守の切り替えも遅く、セカンドボールもまったく拾えないため、中盤を完全に支配された。

 鹿島は幸先よく2点のリードを奪い、その後も主導権を握ったが、相手のミスからチャンスはつくるものの、自分たちのビルドアップではこちらもミスが多く、ダメ押しの3点目を奪えず、前半は2−0で折り返した。

 千葉はハーフタイムに下村に代えてMF谷澤達也を投入。工藤をボランチに下げ、右サイドに深井、左サイドに谷澤を置いて中盤のテコ入れを図った。

 しかし、簡単には流れは変わらない。後半最初のビッグチャンスも鹿島がつかんだ。後半9分、マルキーニョスの右クロスに興梠がニアサイドで合わせたが、フリーで放ったヘディングシュートはGKの正面だった。

 千葉は後半20分、セットプレーからようやく惜しい場面を迎えた。ゴールほぼ正面のFKからボスナーが左足で直接狙うと、GK曽ヶ端準が弾いたボールを新居が拾い、切り返して右足で狙ったが、またもポストに弾かれた。

 千葉は後半22分に新居に代えてMFミシェウを投入。ミシェウが中盤右サイドに入り、深井が前線に上がった。手を変え、品を変え、なんとか反撃を狙うが、流れの中からほとんどチャンスをつくれなかった。

 すると鹿島は後半32分、2分前にピッチに入ったばかりのFW田代有三がいきなり結果を残す。本山のスルーパスに抜け出し、ドリブルで独走。DF坂本將貴をかわして一気にPA内に侵入すると、最後は左足ループシュートでGKの頭上を抜き、決定的な3点目を奪った。

 千葉は直後の後半34分、中後に代えてFWネット・バイアーノをピッチに送り込み、最後のカードを切る。前線は巻とネット・バイアーノのツインタワーになったが、その2トップにほとんどボールが入らず、ロスタイム4分でもチャンスらしいチャンスをつくれず、0−3の完敗を喫した。

(取材・文 西山紘平)


投稿者: ゲキサカ
2009/10/18  18:03

[10.18 J1第29節 千葉1-1京都 フクアリ]

 J1第29節は18日、2試合を行い、フクダ電子アリーナではシ゛ェフユナイテット゛千葉と京都サンカ゛F.C.が対戦。千葉は前半34分、FW新居辰基が先制点を決めたが、京都も後半42分にMFディエゴが同点ゴールを決め、1−1で引き分けた。

 千葉は4−4−2のシステムで、GK岡本昌弘、4バックは右から青木良太、福元洋平、ボスナー、坂本將貴。MF谷澤達也が出場停止の中盤は下村東美と中後雅喜のダブルボランチ、右に工藤浩平、左にアレックスが入り、巻誠一郎と新居辰基が2トップを組んだ。
 DF李正秀、DF増嶋竜也が出場停止の京都は4−5−1で、GK水谷雄一、4バックは右から角田誠、水本裕貴、森下俊、中谷勇介と並んだ。中盤はシジクレイが1ボランチ気味に位置し、前方に安藤淳とディエゴ、右に中山博貴、左に柳沢敦。前線は林丈統の1トップだった。

 京都は急造の最終ラインが乱れる場面もあり、千葉は巻と新居の2トップに早めにボールを集めてチャンスを伺うも、周囲の押し上げが遅く、決定機まで持ち込めない。京都もディエゴを起点に攻撃を組み立てたが、なかなかラストパスがかみ合わず、互いに攻めあぐねるスコアレスの時間が続いた。

 均衡を破ったのはセットプレー。前半34分、千葉はアレックスの左FKを逆サイドのボスナーが頭でゴール前に折り返すと、クリアしようとしたGK水谷のパンチングが弱くなり、ボールは新居の目の前へ。新居は狙い澄ました右足ボレーをゴールネットに叩き込み、千葉が先制に成功した。

 前半ロスタイムにも千葉に決定機が訪れた。下村のミドルシュートがDFに当たってゴール前のスペースにこぼれる。これに反応していた工藤はフリーでシュートを放ったが、ゴール上に外してしまい、絶好の追加点のチャンスを逃した。

 京都はハーフタイムに林に代えてFW豊田陽平、安藤に代えてFW金成勇を投入。中盤はシジクレイの1ボランチで、右に金、左に中山、トップ下にディエゴが入り、豊田と柳沢が2トップを組む4−4−2にシフトした。

 一気に攻勢を強める京都は後半3分、ディエゴの右CKから豊田がヘディングシュート。同5分にも豊田のシュートのこぼれ球を中山が押し込む決定機があったが、いずれもシュートは枠を捉え切れなかった。

 千葉もカウンターからチャンスをつくる。後半14分、アレックスのサイドチェンジを受けた工藤が強引な突破からゴール前に上げると、巻はGKをかわしてシュートを打ったが、ゴールライン上でDFがクリア。同17分にも下村のインターセプトから工藤が新居にラストパスを送ったが、新居のシュートはGKの正面を突いた。その直後にもアレックスの左クロスに巻が頭で合わせたが、GKがセーブ。再三の決定機をものにできず、試合は1−0のまま終盤に入った。

 京都は後半32分、柳沢に代えてMF上里琢文を投入し、最後のカードを切る。同点への執念が実ったのは後半42分。ディエゴの左CKはいったん跳ね返されたが、こぼれ球を拾って上里が左サイドで粘ると、強引にボールをかっさらったディエゴが左足で弾丸シュート。これがゴールネットに突き刺さり、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 残留のためには何が何でも勝ち点3が欲しい千葉は後半46分に工藤に代えてFWネット・バイアーノを投入。わずかな時間で勝ち越しゴールを狙ったが、同47分、アレックスの左CKに合わせたネット・バイアーノのヘディングシュートもゴール右へ。結局、1−1で終了し、千葉は13試合勝利なし(6分7敗)となった。

(取材・文 西山紘平)


投稿者: ゲキサカ
2009/10/18  11:17

[10.17 J1第29節 横浜FM2-1名古屋 日産ス]

 J1第29節は17日、各地で7試合を行い、横浜・日産スタジアムでは横浜F・マリノスと名古屋ク゛ランハ゜スが対戦。1−1で迎えた後半ロスタイムにMF狩野健太が決勝弾を決めて、横浜FMが勝利した。名古屋はストイコビッチ監督が退席処分を受ける“トラブル”を起こした。


 横浜FMは4−4−2システムを採用。GKは榎本哲也、DFラインは右から天野貴史、栗原勇蔵、中澤佑二、田中裕介が入り、中盤はダブルボランチに松田直樹と河合竜二、右MFに長谷川アーリアシ゛ャスール、左MFに狩野健太、2トップは渡邉千真、坂田大輔が組んだ。

 対する名古屋は日本代表FW玉田圭司が左肋軟骨骨折、DF増川隆洋がインフルエンザ、MF中村直志が出場停止など多数の主力が欠場。システムは4−4−2でGKは広野耕一、DFラインは右から田中隼磨、竹内彬、吉田麻也、阿部翔平、中盤はダブルボランチに吉村圭司、三都アレサント゛ロ、右MFに杉本恵太、左MFにマギヌン、2トップは巻佑樹、ブルザノビッチが組んだ。オーストラリア代表から16日に合流したFWケネディはベンチスタートだった。

 先制点は名古屋だった。前半5分、後方からのロングボールに、攻撃参加して前線に残っていたDF吉田が飛び出し、GK榎本と1対1に。ループ気味のシュートで頭上を抜いて先制ゴールを決めた。

 前半30分、横浜FMが同点に追いついた。右サイドからのクロスに、FW坂田が飛び込み頭でゴールネットを揺らした。その後は、やや横浜FM有利で進んだ。同38分には河合、狩野とつなぎ、最後は長谷川が突進して右足シュート。相手にブロックされたが、ゴールエリアに侵入した。同40分には左サイドからFW渡邉がスルーパスに抜け出し左足でシュート。決められなかったが、積極的に攻めて行った。前半は1−1で折り返した。

 後半、名古屋はブルザノビッチに代えてMF小川佳純を投入。前線に動きのある選手を追加した。さらに名古屋は後半の早い時間から動いた。同18分にマギヌンに代えてFWケネディを投入。巻と“ツインタワー”を組んだ。

 横浜FMにとっては何としても勝って、J1残留をより確実にしたいところ。名古屋は21日に敵地で行われるACL準決勝第1戦・アルイテハド戦に向け、勝って弾みをつけたいという思いがあった。

 後半の終盤は、ホームの横浜FMがやや優勢だった。同22分にはMF狩野がペナルティエリア左で得たFKをゴール左隅へ蹴りこんだ。間一髪でGK広野に弾かれたが、惜しいキックだった。直後にはMF松田が左サイドを突破してクロス。クリアされたが、押し込んだ。

 横浜FMは後半26分、FW渡邉に代えて193cmの金根煥を投入。FWに据えた。対する名古屋も同27分、MF杉本に代えてFW津田知宏を投入。右サイドに入れて、サイドの攻防を活性化させようとした。

 横浜FMは後半37分、MF長谷川に代えて33歳ベテランMF清水範久を投入。けがから復帰の清水は、3月21日の柏戦以来の出場だった。

 後半40分、名古屋のストイコビッチ監督がラインを割ったボールを、横浜FMゴール内に蹴りこんだため退席処分になった。約45mの“ロングシュート”に観客は沸いたが、指揮官はベンチを去った。判定への不服と、点が取れないイライラで蹴りこんだとされる。

 終盤、カウンターの応酬になった。横浜FMは後半43分、スルーパスにFW坂田が抜け出し、右足でシュートを放つが、GK広野のファインセーブに防がれた。そしてロスタイムにドラマが待っていた。MF狩野がペナルティエリア中央で、右サイドからのグラウンダーパスに左足を一閃。見事に逆転ゴールを突き刺した。試合はそのまま2−1で横浜FMが勝利。勝ち点を40に伸ばした。


投稿者: ゲキサカ
2009/10/17  16:55

[[10.17 J1第29節 大宮2-3川崎F 埼玉]

 J1第29節は17日、各地で7試合を行い、埼玉スタジアムでは大宮アルテ゛ィーシ゛ャと川崎フロンターレが対戦。両チーム合わせて4度のPKが与えられた乱戦は、川崎FがともにPKを失敗したFWジュニーニョ、FW鄭大世が名誉挽回のゴールを決めるなど3−2で競り勝った。3連勝で勝ち点を52に伸ばし、明日18日に試合のある首位・清水を暫定ながら勝ち点で2上回った。

 大宮は4−4−2のシステムで、GK江角浩司、4バックは右から土岐田洸平、片岡洋介、マト、波戸康広。中盤は金澤慎と橋本早十のダブルボランチ、右に藤本主税、左にラファエルが入り、市川雅彦と石原直樹が2トップを組んだ。
 川崎Fも4−4−2で、GK川島永嗣、4バックは右から森勇介、菊地光将、伊藤宏樹、村上和弘と並んだ。横山知伸と谷口博之のダブルボランチ、右に中村憲剛、左にレナチーニョ。2トップは鄭大世とジュニーニョのベストメンバーを組んだ。

 試合は一進一退の激しい展開となったが、前半だけで3度のPKが与えられるなど飯田淳平主審の笛にも大きく左右された。

 前半14分には鄭がPA内で倒されたとして最初のPKが川崎Fに与えられたが、ジュニーニョのキックは左ポストを直撃。それでも前半21分、中村が右サイドのスペースに出したピンポイントパスにジュニーニョが抜け出すと、前に出てきたGKのポジショニングを見極め、角度のない位置から右足の鮮やかなループシュートを流し込んだ。

 PKのミスを帳消しにする先制ゴール。さらに前半36分、またも鄭がPA内で倒され、2度目のPKを獲得。今度は鄭が自らPKを蹴ったが、GK江角が素晴らしい反応を見せ、左手1本でセーブ。川崎Fは2度のPKをともに失敗してしまった。

 これで流れは大宮へ。川崎Fを押し込むと、前半ロスタイムに石原がPA内で谷口に倒されたとして、今度は大宮がPKを獲得。これをマトが落ち着いてゴール左へ叩き込み、同点に追いついた。

 このまま前半終了かと思われたが、PK失敗の男がまたも意地を見せる。前半終了間際、鄭が豪快なミドルシュートを叩き込み、川崎Fが再び勝ち越し。2−1として前半を折り返した。

 後半に入っても互いに攻め合う展開が続く。大宮は後半開始早々に石原が決定機を迎えるが、右足のシュートはGK川島がセーブ。後半8分には左サイドを突破したラファエルの横パスから橋本が左足で狙ったが、惜しくもゴールポストに弾かれた。

 同点のチャンスを逃した大宮に対し、川崎Fは鄭が試合を決定づけるゴールを奪う。後半19分、ジュニーニョの浮き球パスを受けると、マークに付いていたマトを弾き飛ばし、左足でシュート。これが右のサイドネットに突き刺さり、3−1とリードを広げた。

 大宮は後半25分、市川に代えてFW藤田祥史、藤本に代えてFWドゥドゥを投入。一気に2人を交代し、反撃を狙ったが、なかなかゴールをこじ開けられない。

 後半35分には波戸に代えてMFパク・ドンヒョクを左サイドバックに入れるなど猛攻を仕掛けた。そして後半44分、大宮にこの日2度目、両チーム合わせると4度目のPKが与えられ、マトが再び決めて2−3。同点を目指し、さらに攻め立てたが、あと一歩及ばず、川崎Fが3−2で逃げ切った。

(取材・文 西山紘平)


投稿者: ゲキサカ
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