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事務局長更新ブラインドサッカー(TM)公式ブログ
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事務局 松崎英吾

ブラインドサッカーってご存じですか?

視覚障害者のために開発されたサッカーで、アイマスクを付けて音のなるボールでプレーするフットサルです。情報の8割を「目」から得ていると言われている私たちですが、その情報源をうばっても、驚くほどのプレーができるんです。

アイマスクをすれば皆、同じ状態になれることもあり、いまでは、視覚障害者のみならず、一般の皆さんもプレーしています。

私たちはこのスポーツを通じて、障害者と健常者がサッカーを通じてまざりあう(仲間になる!地域で結びつく!お互い当たり前の存在になる!)社会を目指しています。


ブラインドサッカーについては

http://www.b-soccer.jp
もご覧ください。

特製シャカシャカボールストラップでブラサカを応援!

http://store.b-soccer.jp/

お問い合わせは
 info (@) b-soccer.jp
カッコをとってからお送りください。

私個人のツイッター。フォローください。

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2011/12/22  07:32

● いよいよアジア選手権

選手も17日から仙台入りし、キャンプをスタート。

スタッフも主力が18日から順次仙台に入り、準備を進めてきました。



宿舎では選手たちも落ち着いた雰囲気で過ごしており、期待に胸が膨らみます。


大会直前の今、興奮する気持ちを抑えつつ、もう一度、「世界を目指すこと」について再考してみたいと思います。



●「勝つために」をあえて否定

今大会、私たちはパラリンピックという世界の舞台をかけてアジアの王者を目指しています。

そこには「勝利」こそ至上目的であるような雰囲気がまとわれがちです。


もちろん、僕自身も選手たちには勝ってほしい。みんなもそんな風に応援している。

選手たちもその期待に応えたい。


だけどあえて否定します。


【ブラインドサッカーはスポーツとして、勝利に依存しません】


それは、勝とうが負けようが、ブラインドサッカーは成長し続けるスポーツでありたいからです。



● 勝利至上主義のスポーツ(競技)が見失いがちなもの

これまでも、そしていまも、スポーツは「競技としての成功」(日本一になる、五輪でメダルを取る、世界選手権で優勝する等)が優先されてきています。競技としての成果こそが、そのスポーツの競技者数を広げ、市場を拓き、発展の礎になると。


しかし、私たちはこのモデルにダウトを唱えています。


競技で成功しても、スポーツとしては成功していないスポーツ(競技)が世の中にはたくさんあるからです。


くわえて、大事な事実として、勝者は常に一者しかいないのです。

その一者以外、すべて敗者であるのもまたスポーツ。

だれもが努力するのは当たり前、さらにみずからの限界を超えようと努力するなか、勝利は常に水ものであり、神のみぞ知ることなのです。


どれだけ勝利を得る確率を高められたとしても、勝利はコントロールできない。


勝利に依存したスポーツ運営の不安定さはここにあるのだと思います。



● 勝利を目指すプロセスが、世の中の役に立っているのか?

では、それでもなぜ勝利が求められる舞台に出ていくのでしょうか?

それは、勝利を目指すプロセスが、社会とスポーツとの関係性をよりよいものにすると思うからです。


社会とスポーツとの関係性をよくする、ブラインドサッカーの場合、その仮説があります。


 日本代表が世界を目指し、がんばる。

 そのプロセスにおいて、ブラインドサッカーならではのエッセンス、強みが浮き彫りになってくる。

 それらを世の中の役に立つ「サービス」に切り出すことで、ブラインドサッカーの魅力を競技者のみならず、その他の世の人のためのものとする。


その結果、ブライドサッカーという競技そのものに対する興味関心も高まり、競技活動に対してポジティブなフィードバックがある。

それが、地域でトップを目指さない人も含めてブラインドサッカーの普及となり、次の競技者を生み出し、トップを底上げていく。

そんなポジティブな循環が流れるスポーツでありたい。そう信じています。

ブラインドサッカーならば、それができる、だからこそ、トップ選手たちが世界を目指すことに全力を尽くしたいのです。


   *   *   *


私たちは今、全力でブラインドサッカーB1の日本代表を支えています。

私たちが支えているのは、彼らのプレーや勝利を目指すそのプロセスが、世の中の役に立つと信じているからです。


それは、私たちはこれからも「競技としての成功」ではなく、「スポーツとしての成長」を模索していきたいからです。



そして、その上で、今大会の日本代表の勝利を皆さんとともに信じ、応援します!


みんな、がんばれ!!


投稿者: 事務局 松崎英吾

日本初!世界2例目のクラブ、3年目の挑戦!!
2011/12/04  19:00


少し前のことですが、FIFA(国際サッカー連盟)のブラッター会長が、人種差別を容認する発言をしたとして謝罪する一件がありました。

▶ 関連記事(ロイター

ブラッター氏の発言のみを見る限り、僕は過剰な反応なように当初思いましたが、11月24日の毎日新聞の余録の記事にはっとさせられました。


一部引用すると


-----

▲人種隔離政策の残る20世紀前半の米国で黒人の地位向上に尽力した黒人女性教育者メアリー・マクロード・ベシューンは「私たちが人種差別に直面した時、それを受け入れたり黙認すれば、私たちが同意したのだと信じる人々を許容することになる」と言った

▲どんな小さな差別でも毅然(きぜん)と反論してきた人たちがいたから、肌の色で人を差別するのはいけないという当たり前の世界が生まれた

▲国境や人種の壁を超えて感動を呼ぶのがスポーツだが、その美しいスローガンに魂を入れるには不断の努力がいる。「水に流す」ことや「寛容さ」が美徳ではなく悪徳になる時と場合があることを、日本人も知っておいていい。

-----ここまで (全文は毎日jpより)


◉国際的にサッカーを振興する立場として

僕らは国際的に展開するブラインドサッカーというスポーツの推進者です。そこでは実に様々な国と文化と交流し、サッカーが成り立っていることを肌身で感じます。


しかし、自分自身、どこまで「人種」という概念に対し配慮をしていたかと言えば、省みるところ大です。

「どんな小さな差別でも毅然と反論してきた人」たち、先陣たちの切り開いてきた「今」に対し、あらためて敬意を払い、一つひとつの意思決定に反映するべく努めたいとおもいました。


◉「障害者差別」への想い

同時に、人種のみならず「障害」への差別と闘い、現在を切り開いてきた先人があってこそ、いまのような「障がい者スポーツをスポーツとして振興すべきだ」「健常者と一緒にやろう」のような形に進化してきていることを肝に銘じたいと思います。


先達たちの不断の「反論」があったからこそ、いまのようなあり方ができるのだろうと。


同時に、いま、ブラインドサッカーが目指そうとしている形が、次の時代に十分に生かされていくようなものにしたい、そんなふうにも思いました。


投稿者: 事務局 松崎英吾
2011/11/15  05:48




ブラインドサッカーアジア選手権ボランティア募集が始まりました。


非営利組織のボランティアにもいろいろな方法や性質のものがありますが、私たちブラインドサッカーのボランティアがお勧めできる理由を考えてみました!


●その1:よく働く

ボランティアなんだから働くのは当たり前? 

いえいえ。ブラインドサッカーにくる多くのボランティアさんは言います。ほかのところにいくと、あまり働かせてもらえない、と。僕らにもどうしても仕事がふりにくい現場がある場合もまれにありますが、基本的に「よく働く」のがブラインドサッカーボランティアの特徴です。

これによって、居場所や出番が生まれ、また同じものを築き上げていく連帯感も高まります!


●その2:出会い系

ある調査では、ボランティアの動機ナンバー1は「会社や学校で出会いにくい人と出会えること」です。

そう、皆さん、会社社会以外の出会いを求めているのです。したがって、ボランティアでやってはいけないことは「一人で作業をさせる」「無駄話を禁ずる」「特定の属性の人を固める」ことです。


一人で作業はだれにとってもあまり面白くないもの。友達になるきっかけも生まれにくければ、知らない人がどうして参加したのか、自分が何を楽しみにきたのかなど話す機会もありません。


無駄話をすることも大事です。たいてい、朝からボランティアに参加すると、ボランティア同士で無駄話ができ始めるのはお昼ご飯を食べた後くらいから。でもやっと少し打ち解けてきた頃には、仕事は終わってしまう。


そうならないよう、スタッフが率先して!?無駄話、もとい、ボランティアさんの参加のきっかけや、なんでブラインドサッカーを知ったのか、将来どんなことやりたいのかまで話すことが多いです。非効率な現場こそ、効率的。コミュニケーションとチームワークをテーマに掲げるブラサカらしい現場でいたいものですね!


同様に、特定の属性の人で同じ役割に固めてしまうと、その人たちばかりで話してしまう、仲間意識が仲間「内」になってしまい、少数派の人が入りにくい雰囲気になり、疎外感を味わいます。まれに敢えて特定の人たちを固めることもありますが、基本はバラバラ→まざる、そんなプロセスがブラサカらしいと言えるでしょうか。


●その3:スタッフ

これは、心の底から「まだまだ全然伸び白がある」(それくらい未熟)と思う一方、「ブラサカの現場スタッフと働くとすっごい楽しいよ!」と自慢したくもなる思いがあります。どっちなのかは、ぜひ参加して、確かめてくださいませ!



そんな楽しそう!なブラインドサッカーのボランティア、現在絶賛募集中です。

12月に宮城県仙台市で開催される「ブラインドサッカーアジア選手権」ここで勝利をおさめれば、2012年ロンドンパラリンピックへの出場となります。そんな世界に挑む場を一緒に生み出していきましょう!


18日が申し込み締め切りです。アジア選手権特設ウェブサイトより申し込みできます!



投稿者: 事務局 松崎英吾
2011/10/20  05:00



マニアックですが、他に共有する場所もないので、こちらで。

ブラインドサッカーB1クラスでは、フィールドプレーヤーはアイマスクを装着してプレーしています。
このアイマスクの下には、公式戦ではアイパッチといわれる、大きなバンドエイドのようなものを貼ります。

このアイパッチ、粘着部分の幅も少なく、また、運動用に開発されているものでもなく、粘着力は汗に負け、試合中にはがれることもあります。

ガチンコの世界の舞台でも同様で、競技上ではマニアックな人たちでは話題になっていた部分です。

これが、この度、IBSAから通達があり、アイパッチの上に、いわゆるサージカルテープを張ることになりました

「目が見えないのになんで?」と思う人もいるかもしれませんが、国によっては「生活のかかった国際大会」。特に障がい者スポーツは、あえて語気を強くいうならば、障がいを装ってでも勝ちにいく、くらいのスタンスがあります。

アイパッチをずらせば、わずかでも光が入る。体験してみると分かりますが、わずかにだけでも見えるだけで、その情報量は圧倒的です。

障がい者スポーツにとって、障がいの度合いを揃えるクラス分けやルール、競技用品はきわめてセンシティブな問題ですが、B1クラスでもひとつ施策を設け、ルールの公平性と透明性を高めるのでしょう。

ちなみに、日本の国内大会で導入するかはまだ未定です。
日本代表は、これに備えてサージカルテープを合宿などでは貼っているようです。

(写真上:アイパッチ。ブラインドサッカーではカワモトのアイパッチを年間2,000枚くらいは使ってるのでは/写真下:サージカルテープ。プラスチック製と紙製があるようで、張り心地が違うようです)

投稿者: 事務局 松崎英吾
2011/10/18  23:30


人生のステージでつきまとって来た「入学試験」。

実はブラインドサッカーも過去に入試で取り上げられています。

1)筑波大学体育専門学群 推薦入学試験 小論文 問題文(平成23年度)
天下の!筑波大学の体育専門学群での問題文として、ライターの茂木さんが日本トップリーグ連携機構で連載しているコラムより転載されています。

元のコラム 「究極のユニバーサルスポーツ”ブラサカ”」

ちなみに問題は大学入試らしく問1〜3まで。空欄を補う問題やが一つに、著者の意見を記述するもの、それに、「日本ブラインドサッカー協会が、普及のために行おうとしていることについて」あなたの考えを書く問題。賛成でも反対でもいいそうで、この回答、ぜひ拝見したいものです!


2)奈良学園中学校(平成22年度/詳細不明)中学入試では、岡田仁志著『闇の中の翼たち』っからの出題です!

中学入試の独特な穴埋めや文章のヨコに線が引いてあって「その理由を説明しなさい」的な問題が全6問。解答がないので正解がわからないのですが、ちょっと自身がないほど難しめです。小学生、おそるべし!

ちなみに問題文は、本書のp11「キックオフの笛が鳴る。」から始まり、p15の最後まで。序章をほぼ網羅しています。

入試対策にブラインドサッカー関連本をぜひご購入ください!

 →岡田仁志著『闇の中の翼たち
 →平山譲著『サッカーボールの音が聞こえる

ちなみに、入学試験は著作権の許可を取らなくて問題にできるんですね!事前に漏れてはまずいので当然ですが、なるほどと思いました!

投稿者: 事務局 松崎英吾
2011/10/16  22:30




(写真上:ブラサカ on the roadのポスター。ずいぶんといろいろな方にお世話になったイベントです/写真中:子どもたちで溢れる様子。音楽やMCの効果も大きかった/写真下:こういう主旨のイベントも地元にチームがあるから効果が一層高まる。ウォーリアーズは松戸で絶賛活動中!ちなみにブラサカ初!となるレッドブルのご協賛にも感謝!)

「日本一になる」「世界選手権に出る」「パラリンピックでメダルを取る」「競技者を増やす」

ブラインドサッカーは「競技」(技を競い、ルールの下で上位を目指す)として発展していくことを目指していますが、教育(スポ育、研修)や社会性(障がい者への自立支援、障がい者の仲間づくり、「健常者」の障がい者やダイバーシティ理解)にもアプローチをしています。

そして、密かに試しているのが、「エクストリームスポーツ」としてのブラインドサッカーです。
[wikipedia]エクストリームスポーツ:速さや高さ、危険さや華麗さなどの「過激な(extreme)」要素を持った、離れ業を売りとするスポーツの総称。アクションスポーツ(action sports) とも呼ばれ、Xスポーツ(X sports) と略される事もある。---------<

危険さにフォーカスされるのは望むところではないものの、「見えない」という条件下での「離れ業」という面では、Xスポーツの代表格とされるスケボー、スノボー、BMX、モトクロスなどとも引けをとらないと思っています。

そんなエクストリームスポーツをストリートで見せる!?イベント、「ブラサカ on the road」が10月2日(日)、関東のブラインドサッカーの聖地!?と呼ばれる千葉県松戸市の松戸祭りで開催されました。


続きを読む >>

投稿者: 事務局 松崎英吾
2011/10/15  06:30



10月8日〜10日にかけて、日本代表合宿が開催されました。

日本代表は現在、2012年のパラリンピックロンドン大会でメダルを獲得することを目指して励んでいます。パラリンピックに出るには、12月に開催されるアジア選手権で、優勝、ないし、中国に次ぐ準優勝をすること。参加国との実力は拮抗していて、日本は優勝もできれば、ビリににもなりうる、そんな厳しい戦いが予想されています。

パラリンピックの予選をかねるアジア選手権は、12月22日〜25日にかけて、宮城県仙台市にて開催されます。その本番と同じ仙台市内にて、合宿が開催されたのです。

合宿では、3日目にあたる10月10日(月)、早朝の7時30分から8時30分のあいだ、本番の会場である元気フィールド仙台(仙台市民球技場:欽ちゃん球場として地域では知られてます)のピッチに立つことができました。

もちろん、強化に向けての取組みの一環ではありますが、ひろーーい外野に入るや否や、選手たちの走り回る姿に感動を覚えました(写真上:ピッチに入るや外野フェンスの高さを確かめてジャンピングキャッチをしてみる選手たち(笑)。

ふだんは「ピッチの中が自由になれる」といっているものの、ピッチはフェンスで囲われており、広さは20m×40m。それも十分に広いと思っていましたが、野球のピッチの大きさにはかないません。

外野をライトからレフトまでボールを追いかけていく選手たちは厳しい合宿の3日目の早朝とは思えないほど笑顔で楽しそうでした。

ある選手は、スタッフの「どこまで走っていっても大丈夫!」という声に斬新さを感じたと言います。だだっ広い空間を遠慮なく走れる自由さ!近くにいてもひしひしと感じました。

彼らは現在、強くなることをミッションにプレーしていますが、そもそもサッカーは遊び。広々とした空間を自由に走り回る彼らを見て、サッカーの原点である、ボールを追いかける楽しさを思い出しました。

そんな楽しさを心身に感じたのか、その後の練習ではずば抜けていいプレーが続出する合宿最終日となりました。

世界一を目指す彼らにとっても、サッカーの楽しさをあらためて感じる機会となったようです!(写真下:当日は地域のラジオ体操のイベントにともなって会場入り。ラジオ体操も堂々とピッチの正面で!)

そんな彼ら日本代表のカンパをウェブサイトで募集しています!世界一にむけて!応援よろしくお願いします!

投稿者: 事務局 松崎英吾
2011/06/06  07:07


日本ブラインドサッカー協会の活動の多くはボランティア(あんまりこの言葉は使わないのですが)で成り立っています。

そのなかでも、裏方のそのまた裏方を務めるのが「事務局」のスタッフたち。何をやっているか一見わかりにくいのですが、本当に地道な活動をして、選手たちや大会、そしてフロントにたつスタッフの裏働きをしています。

そのなかでも大きな柱となっているのが「インターン」という存在。

JBFAのインターンは8ヶ月以上、コミットも高く、敷居が高いものですが、自分の成長を試せる絶好の機会だと思っています。

インターンの主なルートは
 (1)ブラインドサッカーのチームから
 (2)ETIC.のインターン制度を利用して
という2種類がほとんどです。

今回のインターンシップフェアはETICの主催する、ベンチャーや社会事業などを中心に展開する組織へ派遣しているプログラムのものです。

ブラインドサッカーでは、この冬にアジア選手権の日本開催も控え、大きな「ヤマ」がある半年でもあります。

ぜひ興味のある人は参加ください。

インターンフェアのウェブサイト(募集要領はアジア選手権向けに変わる予定です)
▶JBFAのインターンの声はVoyce!ブログ版よりどうぞ
JBFA公式ツイッターアカウントもインターンで運営

投稿者: 事務局 松崎英吾
2011/05/30  07:07


5月21日、22日に福岡市にて開催された10回目を迎えたブラインドサッカー日本選手権B1大会

地元の色合いが強く、ブラインドサッカーのチームがどのようなネットワークの中でチカラと英知を集めていくか、一つのモデルを示してもらったように思います。

   *   *   *

これまでブラインドサッカーではB1の日本代表が先駆けとなり、「ブラインドサッカー界」の先鞭をつけてきました。そのB1の代表はブラサカが発足した当初では、「ブラインドサッカーをやっている人=日本代表」のような体制で、「日本代表としての誇り」「日本代表としての責任感」のようなものは今とは比べ物にならなかったと思っています。それは、当時の日本代表を批判するものではなく、そこから始まった日本代表が、さまざまな人に支えられ、応援され、時に厳しい叱咤をいただきながら、「人から応援されるとはどういうことなのか」をめいめい痛感しながら、成長をしてきたのだと思います。

今の代表のあり方はよい面、悪い面ふくめて、先人の礎の上にあるわけです。

私個人も、気軽に「応援して下さい」と言えない時期がありました。

ブラインドサッカーに携わる多くの人は、日常に仕事をかかえ、多忙のなかで時間を割き、合宿や遠征費は自費という体制。プロフェッショナルに従事しているわけではないため、応援してくれるさまざまな方々にも、そういった「事情」の理解を訴え、そのなかで共感と反発も生み、また、時にその境遇に自分たちが甘え...と右往左往としていたこともあったのでしょう。

気軽に応援して下さい、あるいは寄付をもらうがゆえに、かえって自分たちを苦しい境地に落とし込むことも勉強しました。

「応援して下さい」とみずからの覚悟は表裏一体であり、覚悟はある意味でのふるいでもあります。

   *   *   *

今回のラッキーストライカーズ福岡は、地元福岡の声援を受け、その声にこたえようと戦っていました。もちろん、自分たち自身が強く「勝ちたい」と思っていたに違いありませんが、観客、支えてくれた人たちへの期待に応えようとするその姿が、結果として多くの人に強い共感を生み出したのだと思います。

B1の代表を通じて私たちが学んできたことは、「応援されること」のみならず、多くの観点から、この1、2年の間にB2/3の代表であれ、地域のチームであれ、伝播していくことだと思っています。

そのとき、誰かのために戦うこと、プレーすることが負担にならず、みずからのチカラに変えていけるようにできるのかが大切だと思います。そのために協会としては何ができるのか、具体的な事業として考えていきたいと思います。

投稿者: 事務局 松崎英吾
2011/05/26  07:07



2003年3月、諸先輩方が苦しんで生み出し、実施できた「日本選手権」が10回目を迎え、無事に5月21日、22日に終えました。

地元の「ラッキーストライカーズ福岡」は、おそらくブラインドサッカーのチームの中でもトップクラスで地域と結びついているように見えました。

   *   *   *

全国を巡るこの大会は、毎年異なった地域、違った人たち、違ったネットワークで大会を運営します。そこでは新たな出会いや、地域の事情、やり方があり、私はよそ者、ばか者、若者(?)の立場で携わります。

そこから見える、地域性、県民性(は言い過ぎかな)、人びとのサッカーへの価値観を感じざるを得ません。

   *   *   *

そのなかでも福岡は、「サッカーとのご縁」を大切にし、地道に活動を展開してきたことがよく理解できました。地域の子どもたち、アビスパ福岡のファン、地域の企業、アビスパ福岡のスタッフ...それらのつながりは一朝一夕で会場に集められるものでは決してありません。

では、なぜそのような人たちがブラインドサッカーを応援してくれるのでしょうか?

 ・障がい者がサッカーをがんばってるから
 ・障がいがあってかわいそうだから

私は自信をもって言い切ります。そのような一方的な視点で見ていたものは、会場には一人もいなかったと。

むしろ、
 ・自分たちの地域を代表する福岡、がんばれ!
 ・こんなプレーができるのか!スゴい!がんばれ!
 ・相手めっちゃ強い!がんばれ!

それは、「オラが街、オラがクラブ」を応援する視点そのものだったと思うのです。

そして、地元の福岡はその声援に応えるために、常に好ゲーム、フェアプレーで試合に臨み、人びとに感動や喜び、勇気、応援したい気持ちを与え、それをまた自分たちの力に変えていったのだと思います。

   *   *   *

これまでもブラインドサッカーは、いろいろな人を巻き込んで広めていくことを目指していました。それは多少八方美人さも含まれていると思いますが、今回の福岡開催で、選手やチームがどんな結びつきを「地元」で求めていくのか、その心づもりを明確にする必要も感じました。


最後ですが、日本選手権の開催に陰ひなたにご尽力をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。そして、好プレー、フェアプレーを見せてくれた選手をはじめ、チームの皆さま、感謝です!

写真は @sigemasu さん提供

投稿者: 事務局 松崎英吾
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